生体信号計測用アンプ (AMP-151)
小型無線多機能センサ(TSND151)に生体信号計測用アンプ「AMP-151」を接続することにより、 加速度・角速度などを計測すると同時に、筋電図や心電図、脳波などの生体信号を計測することが出来ます。
ワイヤレス計測やデータロガー機能を用いての計測が可能なため、実験場所や計測内容の制約を受けません。
また、低コストでチャンネル数の増設が可能なため、2ch構成で試用し、後から必要に応じて追加することも可能です。
小型無線多機能センサ(TSND151)に生体信号計測用アンプ「AMP-151」を接続することにより、 加速度・角速度などを計測すると同時に、筋電図や心電図、脳波などの生体信号を計測することが出来ます。
ワイヤレス計測やデータロガー機能を用いての計測が可能なため、実験場所や計測内容の制約を受けません。
また、低コストでチャンネル数の増設が可能なため、2ch構成で試用し、後から必要に応じて追加することも可能です。
下記表のとおり
基本仕様 | ||
---|---|---|
チャンネル数 | 2ch | |
電極 | ホック式電極 または 挟み式電極(筋電、心電図) 皿電極(脳波) |
|
電源 | ボタン電池(CR1220) 2個 使用 | |
サンプリング周波数 | 最大 1kHz | |
倍率 | 500倍(TSND151で500倍~6000倍に増幅可能) | |
測定レンジ ※1 | ±0.4mV~±4.8mV(TSND151で切替) | |
LSB ※1 | 0.01μV~0.15μV(TSND151で切替) | |
帯域幅 ※3 | 0.37Hz~500Hz(脳波兼用設定) 10Hz~500Hz(筋電図用設定) |
|
入力インピーダンス | 200GΩ | |
CMRR ※2 | 90dB以上 | |
PSRR ※2 | 105dB以上 | |
入力 | 専用電極用コネクタ(EMG-01と共通) | |
出力 | TSND151専用ケーブルコネクタ | |
外形・重量 | ||
サイズ | 39mm(W) × 29mm(D) × 12mm(H) | |
重さ | 約10g (電池含む) |
※1:TSND151側の設定を併用
※2:メインアンプ部の仕様です
※3:2020年以降に出荷されたAMP-151では,ご注文時に筋電図・心電図計測用設定または脳波兼用設定を選択頂く事が可能です.筋電図・心電図計測用設定のAMP-151では,ハード的に10~500Hzのバンドパスフィルタをかけることにより,基線の揺らぎを除去してます.そのため,計測時にSensorControllerやALTIMAでのフィルタ設定は不要です.
アンプ本体です。1台につき2chの計測が可能です。
一般価格 ¥125,000(税別)
アカデミック価格 ¥95,000(税別)
センサ本体です。 1台につきアンプ2台まで接続可能です。
一般価格 ¥80,000(税別)
アカデミック価格 ¥60,000(税別)
2ch用と4ch用の2種類のケーブルがございます(TSND151 1台に対し、それぞれアンプを1台もしくは2台接続可能)。接続台数に合わせたケーブルをご購入下さい。
2ch(1台)接続用ケーブル(SE-C-151-AMP151-2)
TSND151に対し、AMP-151を1台接続するためのケーブルです。2ch利用可能です。
¥15,000(税別)
4ch(2台)接続用ケーブル(SE-C-151-AMP151-4)
TSND151に対し、AMP-151を2台接続するためのケーブルです。2ch+2chの合計4ch利用可能です。
¥20,000(税別)
アンプと電極を接続するケーブルです。用途に合った物をご購入頂下さい。
1本 ¥20,000(税別)
挟み式電極ケーブル(SE-C-AMP-C40,SE-C-AMP-C60)
脱着を行いやすいタイプのケーブルです。
挟み式電極は長さ40cmまたは60cmのいずれかをお選びいただけます。
ホック式電極ケーブル(SE-C-AMP-H40,SE-C-AMP-H60,SE-C-AMP-H100)
激しく動いても脱落しにくいタイプのケーブルです。
ホック式電極は長さ40cm、60cm、100cmのいずれかをお選びいただけます。
皿電極ケーブルセット(SE-C-AMP-D100-2D) ★新製品になりました
脳波を計測する際に使用するケーブルです。
ディスポーサブル電極を使用せず、ペーストで直接皮膚に貼付します。
長さは100cmになります。(ボディアースまでは60cmです。)
消耗品です。別途ご用意下さい。
ディスポーサブル電極です.筋繊維を挟むように皮膚に貼って使用します.お試し用に3セット15枚をアンプに同梱しています。
表面筋電位や心電を測定したサンプル動画をご覧ください。
装着方法やデータ取得についての詳しい説明は、使用事例2(動画)をご覧ください。
受信ソフトウエアは用途・環境に合わせ、複数ご用意しています。下記の表を参考に、お客様の用途に合った受信ソフトウエアを選択してください。
センサの操作方法 | 記録可能なデータ | プラットフォーム | 推奨ソフト | 備考 |
---|---|---|---|---|
グラフィカルインターフェースで操作
|
センサデータ(CSV)、センサデータと同期した映像・音声 |
Windows |
計測中にデータをリアルタイムでグラフ表示可能な他、記録済み計測データの再生が可能です。 |
|
Mac |
計測中にデータをリアルタイムでグラフ表示可能な他、記録済み計測データの再生が可能です。 |
|||
センサデータ(CSV) |
Windows |
計測中にデータをリアルタイムでグラフ表示できます。記録済みのデータをCSVファイルに取り出しできますが、記録済みデータの再生には対応していません。 |
||
コマンドラインで対話型操作 |
操作に依存 |
Windows |
プロトコル変換兼、シリアルポートのネットワークブリッジとして動作します。telnetが利用できるソフト(TeraTerm等)、もしくは自作ソフトで接続して使用します。計測データの保存を行う場合は、計測開始命令の実行後、テキスト形式で出力されるデータをファイルに保存する必要があります。 |
|
シリアルポートを直接操作し、バイナリ通信 |
プログラムに依存 |
- |
④プログラムを自作 |
シリアルポート経由で直接センサをコントロールします。コマンド、データは全てバイナリ形式で送受信します。 |
また,データの帯域を抑えるためにサンプリングレート1msを2回平均して転送するようにしたり,高サンプリングレートが不要な計測を行う場合は,サンプリングレートを落として計測を行うようにして下さい.
ACアダプタ,プラズマモニタ,その他電磁ノイズを発する物から遠ざけて下さい.ノートPC用等のACアダプタの発するノイズは特に大きく,計測場所の近くで使われる機会が多いこともあり,トラブルの原因の大半を占めています.信号を入力しなくても下図のような定常的な大きな波が計測される場合は,近くにノイズ源があることを疑って下さい.そして計測時はノイズ源を遠ざけたり,ACアダプタの使用をやめたり,計測場所を変えたりなどして下さい.
AMP-151では脳波計測で使用する低い周波数帯も計測可能なため,様々なアーチファクトが基線動揺として記録される場合があります.下図は足に付けた電極で計測した2ch分の筋電図の生データですが,接地時の衝撃等に同期して,大きく基線が動揺していることが分かります.以下,その対策について解説します.
この信号に対し,SensorDataAnalyzerを使用して30Hz~500Hzのバンドパスでバターワースフィルタをかけると,筋電図として一般的な下図のような波形になります.
図:デジタルフィルタをかけた例
AMP-151×1
TSND151×1
AMP-151接続ケーブル(2ch用)×1
電極ケーブル×1
SensorController v3.0
合計:一般価格 ¥290,000(税別)
 アカデミック価格 ¥220,000(税別)
AMP-151×2
TSND151×1
AMP-151接続ケーブル(4ch用)×1
電極ケーブル×2
SensorController v3.0
合計:一般価格 ¥440,000(税別)
 アカデミック価格 ¥340,000(税別)
※ アカデミック価格は大学等、教育機関に限ります。
※ 電極の追加購入に関してはお問い合わせください。