小型無線多機能センサ「TSND121/151」
★TSND121の見積依頼受付は終了しています。
後継機種のTSND151は引き続き販売中です。
概要
小型無線多機能センサ(TSND121(左)/TSND151(右))
小型無線多機能センサは、加速度・角速度センサ、地磁気センサ、気圧・温度センサ、ADコンバータを搭載しています。
さらにTSND151はTSND121より高精度な16bitADコンバータを4ch搭載しており、また、姿勢角を表すクオータニオン値を取得することもできます。
使用例の動画はこちら
データはBluetoothまたはUSB接続で送信可能な他、オフラインでの計測結果を記録することも可能です。
1台のPCで最大7個のセンサと同時接続できます。
人や物の動作解析、リハビリ効果測定、スポーツ動作分析等にご利用下さい。
センサデータを受信するためのソフトウエア群を用意しています。受信ソフトウエアの選択、関連ソフト対応表ページをご参照ください。
マニュアル
< TSND121 >
小型無線多機能センサ(TSND121) ユーザーズマニュアル
小型無線多機能センサ(TSND121) コマンドインタフェース仕様書
小型無線多機能センサ(TSND121) スタートアップマニュアル
< TSND151 >
小型無線多機能センサ(TSND151) ユーザーズマニュアル
小型無線多機能センサ(TSND151) コマンドインタフェース仕様書
小型無線多機能センサ(TSND151) スタートアップマニュアル
< TSND121/151 >
プロトコル変換ソフトウエア「SensorServer」マニュアル
センサデータフォーマット変換ツール「DataConverter」マニュアル
< 保証規定 >
サポート
仕様
下記表のとおり
TSND121 | TSND151 | |
---|---|---|
基本仕様 | ||
CPU | ルネサステクノロジ社 RX621 | ルネサステクノロジ社 RX631 |
稼働時間 | 約6時間 ※1 | 約8.7時間 ※1 |
外形・重量 | ||
サイズ | 37mm(W) × 46mm(H) × 12mm(D) | 40mm(W) × 50mm(H) × 14mm(D) |
重さ | 約22g | 約27g |
データ送受信方法 | ||
無線送信 | Bluetooth Ver2.0+EDR Class2 (通信距離最長 10m) ※2 | |
メモリ保存 | 512Mbit(加速度・角速度 100Hzで約5.8時間) | 2Gbit(加速度・角速度 100Hzで約23時間) |
有線接続 | USBシリアル通信 | |
搭載センサ | ||
加速度・角速度センサ | InvenSense MPU-6050 | InvenSense MPU-9250 |
サンプリング: 最大 1000Hz(1~255msec周期) | ||
加速度レンジ:±2G/±4G/±8G/±16G | ||
角速度レンジ:±250dps/±500dps/±1000dps/±2000dps | ||
地磁気センサ | 愛知製鋼 AMI306 | |
サンプリング:最大 100Hz (10msec~255msec周期) | ||
検出範囲:±1200μT | ||
気圧センサ | Freescale MPL3115A2 | |
サンプリング:最大 25Hz (40~2550msec周期) | ||
検出範囲:500~1100hPa | ||
外部端子 | ||
拡張I/O | GPIO 4ch (内2chはADと共用) I2CBus × 1 ※3 |
16bitAD入力 4ch (差動) GPIO 4ch (内2chは12bitAD入力と共用 1chは12bitDA出力にも対応) I2CBus × 1 ※3 |
付属品 | ||
USB充電ケーブル | microUSB Bタイプ |
仕様は予告なく変更する場合があります。
設定可能なサンプリングレート、分解能等については、QAページをご参照ください。
- ※1 稼働時間はサンプリングレートにより異なります。1000Hz(1msecサンプリング)で加速度・角速度を取得した場合のおよその時間です。
- ※2 Bluetoothは米国Bluetooth SIG Inc.の商標です。本製品はBluetooth認証を取得しております。
- ※3 外部に出力できる電源は、3V, 10mA程度です。センサを外部回路に接続もしくは給電する場合はこの点にご注意下さい。
製品内容
小型無線多機能センサ(TSND121/151)にはUSB充電ケーブル(microUSB Bタイプ)が付属しております。
Bluetoothの機能を持たないPCで受信する場合、別途BluetoothのUSBアダプタをご用意ください。
推奨機種は、IODATA社 USB-BT40LE です。他の接続機器についてはQAページをご確認下さい。
センサ1個につき、センサホルダを1個無料進呈中です。ご発注時にタイプをご指定ください。
ホルダには3つのタイプがあります。
- Type40(上腕用 幅7.5cm 長さ40cm 写真左)
- Type70(太もも用 幅7.5cm 長さ70cm 写真中央)
- Type120(腰、胸用 幅7.5cm 長さ120cm 写真右)
受信ソフトウエアの選択
受信ソフトウエアはいくつかの種類があります。下記を参考に受信ソフトウエアを選択してください。
センサの操作方法 | 記録可能なデータ | プラットフォーム | 推奨ソフト ※1 | 備考 |
---|---|---|---|---|
グラフィカルインターフェースで操作 |
センサデータ(CSV)、センサデータと同期した映像・音声 |
Windows |
計測中にデータをリアルタイムでグラフ表示可能な他、記録済み計測データの再生が可能です。 |
|
Mac |
||||
センサデータ(CSV) |
Windows |
計測中にデータをリアルタイムでグラフ表示できます。記録済みのデータをCSVファイルに取り出しできますが、記録済みデータの再生には対応していません。 |
||
コマンドラインで対話型操作 |
操作に依存 |
Windows |
telnetが利用できるソフト(TeraTerm等)、もしくは自作ソフトをSensorServerに接続して使用します。計測データの保存を行う場合は、計測開始命令の実行後、テキスト形式で出力されるデータをファイルに保存する必要があります。 |
|
シリアルポートを直接操作し、バイナリ通信 |
プログラムに依存 |
- |
④プログラムを自作 |
シリアルポート経由で直接センサをコントロールします。コマンド、データは全てバイナリ形式で送受信します。 |
Android用アプリ開発のために、「Sensor Controller for Android」ソフトウエアをソースコード開示で販売しております。
関連するソフトウエア(ラベリングソフト含む)の一覧、価格については、関連ソフト対応表をご参照ください。
- ※1 推奨ソフトの番号は、次の「受信ソフトウエア詳細」の方法番号に対応しています。(T)は「多機能センサ版」を意味します。
受信ソフトウエアの詳細
受信ソフトウエア別に説明します。
方法① 「ALTIMA」または「SDRecorder(T)」
受信データのグラフ表示、CSV形式ファイル保存に加え、動画が保存できます。
また、記録したデータをビューアーで再生することができます。
Windows端末をご利用の場合は、「ALTIMA」を、Macintosh端末をご利用の場合は「SDRecorder(T)」をご利用ください。
方法② SensorController(別売ソフト)
Windows用ソフトウエアで、センサに対する各種設定を行い、受信データをリアルタイムでグラフ表示、内蔵メモリに記録したデータのデータのダウンロード、受信またはダウンロードデータをCSV形式ファイルに保存することができます。
方法③ SensorServer(弊社提供フリーソフト)
Windows上でSenserServerを起動しておくことにより、SensorServerを介してセンサをテキストでコントロールすることができます。
方法④ 独自にプログラムを作成
シリアル通信を行うためのコマンドインターフェース仕様書を公開します。(バイナリ通信となります。)
アプリケーションに組み込んでご利用になる場合等にご利用ください。
価格
< TSND121 >
一般価格:¥70,000(税別)
アカデミック価格:¥45,000(税別)
< TSND151 >
一般価格:¥80,000(税別)
アカデミック価格:¥60,000(税別)
※アカデミック価格の適用は大学等、教育機関に限ります。